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在宅医療

薬剤師が行う訪問指導の現状

 

現在薬局で通常に行われている在宅医療の現状は、

 

  @ 処方箋調剤を行う

  A 患者さま宅・施設へ訪問する

  B 指導する

 

ことです。 この中でどれだけの薬局が「訪問薬剤管理指導」を実際に行っているでしょう。

 

処方箋発行枚数と医薬分業推移

 

全国に薬局は5万軒以上あり、在宅医療の届け出を行っている薬局はその内3万8千件にものぼります。
しかし、届け出を行っていることと、実際に訪問を行っている薬局と同じかというと、そうではありません
さらに、訪問をしていても指導を行わず薬の配達のみで終わっている現状が多く見受けられるのです。

 

これは薬局数自体が処方箋発行枚数に比例して急激に伸びたことで、薬剤師不足が生じたことが大きな原因とされています。

 

取り残されている患者 ―本来の在宅医療―

 

「医療の中心は患者さまでなければならない」と、いうことは当然であり常識です。

 

在宅医療においては訪問指導を行わず、デリバリーだけの薬局の存在が、患者さまの本来受けるべき「サービス」という利益を奪い、置き去りにしている現実があります。私たちの在宅医療へのかかわりは、これらの現状を理解し、本来の在宅サービスを提供し、患者さまとの信頼関係を築くことを理念として行っています。

本来の在宅医療サービス

医療と介護

 

現在、医療は医療、介護は介護とサービスが区別され提供されています。もともと財源が異なるそれぞれの保険ではありますが、提供される対象は全て同じ「患者さま」です。

 

医療が介護を、介護が医療をといったかかわりを持ち、それぞれが密接にかかわることができれば、双方の主役である「患者さま本来のQOL」に繋がると考え、またそうなることを目指し、手助けとなれるよう私たちは努力しています。

 

医療と介護のバランス

バイタルサイン

 

EBMは根拠に基づいた医療で成り立っています。医療・介護の現場ではそれぞれが提供するサービスを行った患者さまの状態の確認を、当たり前のようにバイタルチェックを用いて確認しています。

 

私たち薬剤師はどうでしょうか?自分が投薬した薬がどのように服用され、どのように効果があったのか、副作用は起きていないのかのEBMや、臨床データを間接的にしか把握することができません。また、特に在宅では、医師の定期的な訪問のほかに、訪問介護・訪問看護によって患者さまの情報が共有されています。

 

私たち薬剤師も薬の効果・副作用のチェックを行ってそれらに参画することが求められています。そのための手法として、このバイタルサインがあるのです。さらに私たちはこれらを行うことによって、患者さまとの信頼関係にも努めていきたいと考えています。

無菌製剤

無菌製剤を扱う事のできるクリーンベンチ

 

長期入院を余儀なくされる患者さまの、退院出来ない「壁」の1つとして、「HPN(在宅IVH)」や、「緩和ケア」があります。

 

実際にこれらに対応するためにはクリーンベンチを揃え、扱うことができる薬局、手技やパスを理解できる薬局が必要です。しかし、その設備が充実している薬局はほとんどありません。また、取り扱いができる薬局を病院が探すのは困難ですし、把握していないという現状もあります。

 

ですが、私達はこれらの壁を取り払うことで、患者さまが在宅のより良い環境で療養できる実績を作ってきました。そして、今後もその可能性を高め、患者さまにできることを拡げていきたいと考えています。

 

⇒ 患者さま向け在宅サービスのお知らせを見る

ICT(情報通信技術)の活用

 

在宅の現場では、いろいろな職種の専門家が患者さんのお宅を出入りします。バイタルサインをはじめ、様々な患者さんの情報を共有するのに欠かせないのが、ICT(情報通信技術)です。新潟市在宅医療ネットワークでは、SWANネットを採用しており、ICT活用による医療介護の情報共有化を更に推進していくことになります。このような様々なツールを使用し、常に最新の情報を共有できるようにしていきたいと考えております。

⇒ SWANネットを見る

対物業務から対人業務へ

 

厚生労働省から発表された「患者のための薬局ビジョン」でもあるように、今後、薬物治療が最善となる、薬剤師が活躍する場は必ず増えます。在宅医療でのこれからの薬剤師は、患者さんと密にコミュニケーションを取り、患者さんに触れて医師に処方提案を行うことが、もっと求められてきます。褥瘡(じゅくそう)治療、輸液、ターミナルケア(「緩和ケア」「終末期医療」)など、「薬剤師ができる事」を増やさなければなりません。そのために、学会・セミナーへの参加を積極的に行い、日々研鑽できる環境の中で、学んだ知識と技術を患者さんに還元できるよう努力しています。


パートナー制度

パートナー制度

 

「薬剤師ができる事」を拡大していくために、事務さんとの協働を加速していきます。在宅業務の中には、事務処理や配薬管理など対物業務を含む業務が多々存在します。今後、薬剤師の対人業務をメインとする「薬剤師ができる事」を増やしていくために、非薬剤師である医療事務との業務シェアを行い、対物業務を減らしていくことを行っています。

介護制度への理解

介護支援専門員(ケアマネージャー)

 

在宅医療は患者さんの「生活」が主役であり「医療」が主役ではありません。今までとなるべく同じような生活が送れるように、「医療」と「介護」が寄り添うのです。「医療」だけでは患者さんが、今までと同じような生活を送る事が出来ません。「介護」も理解して初めて患者さんの生活に関わることが出来ます。これからの医療は患者・生活主体となる為、フォローする為の理解が必要です。

その為に、介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格を取得した、ケアプランにかかわれる医療者が必要なのです。

地域包括ケアシステムと健康サポート薬局

 

これからの医療は「治す」だけではなく、介護状態が悪化しないように「要支援」し、「予防」すると言う考え方が必要です。

高齢者が、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に提供できる体制を地域包括ケアシステムと言います。厚生労働大臣が定める一定基準を満たしている薬局として、かかりつけ薬剤師・薬局の機能に加えて、市販薬や健康食品に関することはもちろん、介護や食事・栄養摂取に関することまで気軽に相談できる薬局のこと、「健康サポート薬局」と呼びます。

在宅医療の面で、患者さんが「自宅に戻りたい」という気持ちを持った時に、しっかりと相談受付ができ、患者さんの望む医療をサポート出来る薬局を目指していきたいと考えています。


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薬剤師はどちらにも携われる職業だが現在は医療寄り それぞれでプランを作成するので情報共有などが無い 薬剤師が双方を繋ぐ事で意思疎通のとれたケアマネジメントが行われ、「患者さま本来のQOL」に繋がる 医師→診察、往診、検査 薬剤師→調剤、監査、投薬 看護師→看護、ケア 訪問介護→ヘルパー 訪問看護→看護、処置 社会福祉士→福祉相談、保健医療との連携 介護福祉士→ヘルパー ソーシャルワーカー→患者さまと社会との絆を考える ケースワーカー→社会保護への働きかけ 医師によるケアマネジメント ケアマネージャーによるケアマネジメント 現在の医療と介護 今後は…



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